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オンラインHDF

オンラインHDFと透析液清浄化

オンラインHDFと透析液清浄化 南長野クリニック
http://www.minaminagano-clinic.or.jp/souseki/index04.html

透析膜(ダイアライザー)の高性能化や清浄化でも透析アミロイドーシスなど解決しない合併症があり、HDF(透析ろ過)が考案されました。
HDF(腎不全の治療の種類:オンラインHDF;前ページ参照)の目的は、より自分の腎臓の働きに近い生理的な透析をする事で、通常透析では取りきれない尿毒素による各種合併症(当院の透析を参照)や、透析困難症を抑え、健康的な状態で延命効果を期待したものです。

「ろ過」は本来の腎臓が持つ機能そのもので、すべての尿毒素を「流す」様なものと考えてください。この場合、患者血液に直接「透析液」を入れ、攪拌し混ぜ合わせ、血球を除いて、尿毒素を搾り出すものです。
言ってみれば、洗濯機の脱水みたいなものです。当然透析で問題になったエンドトキシンや細菌はもっと厳格な管理を要求されます。なぜなら透析液120 リットルに加え「ろ過」のために直接体内に、50〜60L(リットル)の透析液を注入するからです。細菌がいれば敗血症と同じことになります。このようにオンラインHDFは極めてハイレベルの治療法と言えるもので、管理が非常に困難で、コストもかかるため、26万余の透析患者中、数千人の方しか受けられないのが現状です。

オンラインシステムでは置換液に用いる透析液の清浄化が必須で、水質管理に人手と経費が余計にかかる。
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