ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

無気肺とは

無気肺(アテレク;atelectasis)
気管・気管支内にある線毛が機能しないことにより貯留した痰、誤嚥した異物、気道を閉塞する腫瘍などが原因となり、それよりも末梢の肺に空気が入っていないため、肺の一部が虚脱した状態にある。放置しておくと肺炎なども引き起こすため、早期の治療が必要となってくる。

画像所見

胸部レントゲン
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胸部CT
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リクルートメント

リクルートメント手技(recruitment maneuvers)

再開通した肺胞を虚脱させないためには、最低でも25cmH2Oの圧力が必要と
される。呼気における圧力なので、それはすなわちPEEPである。
●40-40(forty-forty)(Anesthesiology 2002; 96: 795-802)
 40cmH2OのPEEPを40秒間維持する。
 GattinoniやCrottiの報告は否定的な見解も散見される。

●35-30(ARDSネットワーク Crit Care Med 2003; 31: 2592-7)
 35cmH2OのPEEPを30秒間維持する。

●Amato法 
 15cmH2O換気圧の状態から、5cmH2OずつPEEPをアップさせて
 45cmH2Oまでもっていく。施行時間は2分。Schreiterらも同様の設定
 で良好な効果を得ている。
http://pulmonary.exblog.jp/11683678/