ペベリンスキーズ・ブログ

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COPDについて

慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease ; COPD
喫煙や有害な粉塵を長年月、吸入し続けると、次第に肺や気管支が弱っていきます。主に肺のどの場所が痛むかによって、慢性肺気腫(息切れが主な症状)が発症したり、慢性気管支炎(慢性的な咳や痰が主な症状)が発症したりします。
これらの病気で共通しているのは、有害な粉塵を吸い続けた結果で発症していることと、大なり小なり息をはきだす力が衰えているという状態になっていることです。息をはきだしにくいという症状を閉塞性という言葉で表し、これらの病気を併せて慢性閉塞性肺疾患COPD)と呼ぶようになりました。だから、肺気腫COPDに含まれるのです。

これらの病気では気管支の強度が低下しています。このため、息をはきだすときに空気が通過する気管支が潰れやすいのです。
管支が潰れると、濁った息を吐き出す力が弱まります。濁った息を吐き出しにくいということは、体を動かしている間に体内の空気がどんどん濁っていくということです。重症になればなるほど、気管支は潰れやすく、体を動かした時の体内の空気も濁りやすくなります。
このように息を吐き出しにくいことを、気流制限と表現しています。気流制限のことを閉塞性換気障害と呼ぶこともあります。
COPDでは下の肺の標本のように、緻密な肺の構造が失われ、肺全体のしなやかさも失われています。
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診断

気流制限(閉塞性換気障害)があるかどうかで診断します。また、その気流制限がどの程度かによって、重症度を決定します。気流制限は息のはきだしやすさで判断しますが、具体的には1秒間でどれくらい息をはきだせるかを調べます。
この量を1秒量といい、これを調べる検査をスパイロメトリーといいます。

コピペ元

呼吸器科のご案内 - 大阪けいさつ病院
http://www.oph.gr.jp/pub/consultation/respiratory/policy_detail12.html