ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

不応期、受攻期について

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日本心電学会用語
http://www.jse.or.jp/files/glossary_AtoZ.pdf

不応期 refractory period

相対不応期;relative refractory period
絶対不応期;absolute refractory period

不応期とは1つの刺激が心筋を興奮させたあとに、次の刺激が来ても心筋がそれにはんのうしない一定の期間のことをいい、心臓の不応期は図2の如く「絶対不応期」と「相対不応期」の2つに大別されます。
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 ■ 絶対不応期 … 強い刺激がきても心筋が全く反応しない
 ■ 相対不応期 … 普通より強い刺激がきた時のみ反応する

http://aih-net.com/medical/depart/kensabu/seirikinou/04/200701-2.html

心筋の興奮は全か無かの法則に従って興奮したのちに、不応期がある。
先行興奮後、短時間の間はいかに強い刺激があってもこれに応じない絶対不応期とそれについで、特に強い刺激にだけ応じる相対不応期がある。絶対不応期と相対不応期との間には受攻期が存在し、この時期に刺激が加わると細動を起こす。従って、R波に同期してすぐに(R波とほぼ同時に)放電したとするとR波頂点では心筋の興奮がピークに達している(図3に示すようにその後興奮性が回復する)ので刺激を与えても無効となる。また受攻期に放電されれば細動を起こす恐れがある。従って、R波の頂点と受攻期の間に刺激が加えられる必要があり、そのためには適切な遅延時間が必要である。

http://mm.ahs.kitasato-u.ac.jp/~ce00703/tiryoukikigaku2.html

受攻期 vulnerable period

心室筋に刺激が加わると脱分極が起こる。脱分極直後は、どのような強い刺激が加わっても反応しない(絶対不応期)。その後、心筋は徐々に興奮性を回復し、強い刺激には反応するが、弱い刺激には反応しない時期が続く(相対不応期)。

しかし、相対不応期における心筋の反応性の回復は一様なスムースな過程をたどるわけではなく、T波の頂点の前後に一過性に興奮性が高まる時期があり、受攻期 (vulnerable period) と呼ばれている。
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この時期はT波の頂点の前後、あるいはT波の頂点に先行する 30msec の時期に相当し、興奮性回復曲線において凹みとして認められるため「dip現象」と呼ばれる。この時期に心室を刺激すると、心室頻拍、心室細動などを生じ易い。その理由は、この時期 (dip) には心筋線維はいろんな程度の再分極レベルにあり、この時期に刺激が加わると、振幅、持続、速度が異なる種々の活動電流を生じ、心室性不整脈の原因となるリエントリーを生じるに十分な心筋各部間の興奮の不均一性を生じるためと考えられる。

[循環器]カルディオバージョン
http://d.hatena.ne.jp/pebbleinsky/20100315/1268632913

http://www.onh.go.jp/seisaku/circulation/kakusyu101.html