ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

内視鏡認定技師対策メモ1

各染色法の特徴(第25回第3問)

*コンゴーレッド染色
酸分泌部位を黒く染色するため、慢性胃炎の病変部分では染まらない。

*メチレンブルー染色
光学顕微鏡で細胞の核を観察するときの染色液としてよく使われる。内視鏡検査にて胃の腸上皮化生(萎縮性胃炎が進行しておこる)を青く染色する。他にも白点病や尾ぐされ病などの魚病薬としても用いられる。

*ヘマトキシリン染色
ヘマトキシリンは青紫色の色素であり、細胞核、骨組織、軟骨組織の一部、漿液成分などが染色される。赤や青藍色に染まる。
ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色は病理組織の最も基本的で重要な一般染色法であり、組織構造の光顕レベルで. の全体像の把握を目的とする。

ヘリコバクターとMALTリンパ腫(第25回第7問)

粘膜とリンパ球の複合組織(Mucosa-Associated Lymphoid Tissue:MALT)から発生するB細胞性リンパ性腫瘍を「MALT(タイプ)リンパ腫」と呼ぶ。MALTが存在する臓器としては消化管が50%を占め、その85%を胃が占め、胃のMALTリンパ腫はヘリコバクタ−・ピロリ感染が高率に関係している。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/MALT_lymphoma.html

EUSによる治療法選択と効果判定(第25回8問)

食道静脈瘤、胃静脈瘤に対してEUSを用いた治療法(内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)/内視鏡的硬化療法(EIS)/バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO))の選択と、効果判定が行われる。

ESTの早期偶発症(第25回9問)頻出!

ESTの早期偶発症としては、膵炎,出血,穿孔,胆管炎がある。
ファーター乳頭開口部は十二指腸の下行脚である

小腸病変(第28回5問)

メッケル憩室、クローン病、リンパ腫
クローン病の原因は不明で、小腸や大腸に病変が見られ、好発部位は回腸、特に回腸末端から盲腸にかけての回盲部である。消化管の粘膜から漿膜までの全層を侵し、進行すると腸管が狭くなる狭窄によって腸閉塞をきたすことや、腸管に穴のあく穿孔や瘻孔、膿瘍ができることがある。

アドナ(第28回21問)

血管壁を強くして、血液がもれ出すのを防ぐ。血小板や血液凝固系には作用しない。したがって、毛細血管が弱くなって生じる出血向き。安全性が高く、各種の出血に広く用いられている。

EMRの絶対的適応(第28回30問)

大きさ1.5cmで深達度mの分化型癌

肝硬変患者の症状(第28回46問)

食道静脈瘤、汎血球減少、羽ばたき振戦、手掌紅斑など。

十二指腸潰瘍(第18回9問)

一般的に潰瘍性病変は粘膜の変わり目、胃幽門前庭部や胃角部(老人)、十二指腸球部に多い。十二指腸は下行脚には憩室が多く、球部にはブルンネル線種が多い。十二指腸潰瘍は若年者、部位は球部に多い。