ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

日本ライフライン「reply」

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「リプライ」は、徐脈性不整脈の患者様の体内に植込んで心臓調律を整える植込み型心臓ペースメーカで、小型でありながら予想電池寿命が長く、また、不要な心室ペーシングを可能な限り抑制するアルゴリズム「SafeR」を搭載しています。


■ 世界最小の容積*
本製品の特長のひとつは、そのサイズの小ささと長い予想電池寿命です。容積は世界最小*でありながら予想電池寿命は約11年と長く、長期間にわたる使用が期待できます。
体内に植込んで使用する医療機器であるため、小型で目立たず、長期間使用したいという患者様のご要望に応える製品となっています。


今回新たに付加された機能
【SafeR】(リプライDRのみ)
Reply DRは、不要な心室ペーシングを可能な限り抑制するAAI⇔DDDモードスイッチアルゴリズム「SafeR」を搭載しました。このSafeRは、房室伝導が保たれている間はAAIモードで動作し、不要な心室ペーシングを抑制します。房室伝導障害を検知すると自動的にDDDモードへスイッチし、心室ペーシングを行うことで心室収縮を確保します。

【心房不整脈アルゴリズム】(リプライDRのみ)

心房細動のさまざまな発生機序に対応する3種類のアルゴリズムを搭載しました。
1.心房オーバードライブ
洞レートよりわずかに高いレートで心房をペーシングし、高い心房ペーシング率を維持します。
2.ポーズサプレッション
期外収縮を検知すると、中間的なインターバルで心房をペーシングし、期外収縮発生時に起こるショートサイクル-ロングサイクル現象を抑止します。
3.PACアクセラレーション
心房期外収縮が多発すると、期外収縮が多発しないと思われるレートへ向かって心房ペーシングレートを上昇させます。

【心房・心室オートセンシング】

センシングした心内電位にあわせ、適切なセンシング感度を自動調節するオートセンシング機能を搭載しました。心房および心室電位をbeat by beatで測定し、セーフティーマージンを考慮したセンシング感度へ自動調節することで、心内電位の変化に起因するオーバーセンシングやアンダーセンシングのリスクを減少させます。
さらに、モードスイッチが適切に働くために、心房期外収縮を検知すると心房センシング感度は自動的に鋭くなり、持続性心房不整脈の検出中およびモードスイッチ中もその感度が維持されます。

【心室オートスレッシュホールド】

心室ペーシング閾値にあわせ、適切な心室出力電圧を自動調節する心室オートスレッシュホールドを搭載しました。定期的に心室ペーシング閾値を測定し、セーフティーマージンを考慮した出力電圧へ自動調節することで、閾値上昇に起因するペーシング不全のリスクを減少させます。

【スマートチェック】

ワンタッチで心内電位、リード抵抗、ペーシング閾値を
自動測定するスマートチェック機能を搭載しました。
スマートチェックは、短時間でのペースメーカフォローアップ
を可能にし、フォローアップの効率化に貢献します。

http://www.e-expo.net/release/2008/09/post_100.html