ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

カルディオバージョン

カルディオバージョン(同期通電)では、R波直後の絶対不応期に通電をおこなう。Afで同期せずに行うと受攻期に通電され、Vfを起こす危険性がある。
不整脈:不応期、受攻期について

心房細動などの頻脈性不整脈を停止させるときにはカルディオバージョン(同期させた上での電気治療)を行う。

心臓に通電することで一旦すべて脱分極させることで異常な興奮伝導も抑え、細動や頻拍をなくす。
その後正常な刺激伝導が再開することで蘇生させる。
そのため、まったく刺激伝導の発生しなくなった心静止や無脈性電気活動に対しては効果がなく、むしろ蘇生率を減少させる。

成人の心室細動や無脈性心室頻拍に対するエネルギーは単相式除細動器では、200ジュールから360ジュールである感じすね。

二相式除細動器ではメーカー(メーカーにより波形が異なる)により異なるが、120ジュールから360ジュールである感じすね。

電極の貼付部が熱傷となることがあり、これを避けるためには皮膚保護用パッドを使用したり電極をできる限り皮膚に密着させることが望ましい。

http://www.business-eye.biz/script/%E9%99%A4%E7%B4%B0%E5%8B%95.html

参考

アメリカ心臓協会(AHA)の心肺蘇生法ガイドライン 2005 - 第5章 電気的治療法
http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/aha-050.htm