ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

Kt/Vについて

標準化透析量(=Kt/V)

透析により、特に尿素などの小分子量の老廃物がどれくらい除去されたかを示す指標。この値は、透析患者の予後にも影響するので重要。・・・(中略)・・・Kt/Vは患者の体水分量V(ml)の何倍の体水分量が時間tの間に完全に浄化されたかを示した指標であると言える。Kt/Vの理想の値は1.6以上とのこと。


ただし、Kt/Vを絶対視することも危険であり、欧米では膜面積の大きなダイアライザーを選択し、血流量をあげることで尿素クリアランス(K)を上げ、その分、透析時間(t)を短縮して同様のKt/Vが得られるような短時間透析が試みられたが、この場合、同じKt/Vの値が得られても生命予後はわるくなることが分かった。


シャント,ダイアライザー,透析量(Kt/V)など
http://home.att.ne.jp/zeta/mucho_gusto/touseki/touseki_iroiro.html

尿素のKT・Vは透析者の長寿指標には適さないと言う事は、透析をある程度勉強している方なら誰でも知っている事ではあるが、未だにKT/V指標を鵜呑みにして透析者を管理している医療者や技師がいるのにはとても驚かされる。


透析人生 : KT/Vに惑わされていけない
http://blog.livedoor.jp/aki684210/archives/51353498.html

http://www7a.biglobe.ne.jp/~aijinkyo/kt_v.htm