ペベリンスキーズ・ブログ

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クレアチニン

http://medical-checkup.info/article/44598029.html
クレアチニンとは、筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種クレアチンが代謝されてできた物質です。尿酸や尿素窒素と同様に老廃物のひとつです。
クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過されますが、尿素窒素とは違って尿細管ではほとんど再吸収されずに、尿中に排泄されます。筋肉運動の代謝産物であるため、筋肉量に比例した量となります

基準値の範囲

男性…0.5〜1.1mg/dl
女性…0.4〜0.8mg/dl

クレアチニン値は筋肉量に比例するので、一般に女性より男性のほうが10〜20%高値になります。

検査結果の判定

血液中のクレアチニンの数値が高いのは、腎機能が低下していることを示唆し、低い場合は、筋肉に関わる異常を想定します。日本人間ドック学会の判定基準では、男性が1.2〜1.3mg/dl、女性が0.9〜1.0mg/dlは、場合により経過観察が必要とされています。一般に中程度の腎不全では1.5mg /dlを超え、重症では2.4mg/dl以上になります。そして、クレアチニンの値が5mg/dlを超えると回復は難しくなり、10mg/dlが人工透析を始める一つの目安となります。

クレアチニン尿素窒素は、腎機能が50%前後まで低下しないと高値を示しません。数値に異常があればなんらかの疾患が進行していることが考えられますので、すぐに原因究明を行なうことが必要です。その意味では、境界域でも危険な数値と考えた方がよいでしょう。