ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

SMT 胃粘膜下腫瘍

SMT 胃粘膜下腫瘍

submucosal tumor,SMT。胃隆起性病変としてみられる非上皮性腫瘍を臨床的所見に基づいて命名したもの。胃の粘膜下層以下の胃壁内に何らかの腫瘍性病変がある疾患を意味する。X線検査にて圧迫像、内視鏡ではbridging fold(正常粘膜下に粘膜下腫瘍が潜んでいるために、隆起した正常粘膜の上をあたかも架橋するように襞が走行している様子)が見られる。
http://xakimich.hp.infoseek.co.jp/gastro-intestinal/node25.html
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クッションサインや超音波内視鏡検査にて精査する。GIST、リポーマ、シストに分かれる。

GIST ジスト、消化管間質腫瘍

gastrointestinal stromal tumor。食道・胃・小腸・大腸などの消化管の壁にできる腫瘍で「粘膜下腫瘍」と呼ばれる腫瘍の一種。GISTの腫瘍細胞は、消化管粘膜の下にある筋肉層の特殊な細胞(カハール介在細胞)と同じ起源から発生したもので、おもにKITまたはPDGFRαという蛋白の異常が原因となっています。
GISTは疫学的には年間10万人に2人程度の発症率といわれており、近年、消化管全般に幅広く分布する間葉系腫瘍(Gastrointestinal mesenchymal tumor:GIMT)の大部分を占める1つの腫瘍単位とみなされるようになりました。
http://www.gist.jp/index.html

Lymphoma リポーマ、リンパ腫

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内容物が超音波内視鏡検査(EUS)にて白く描出される。

Cyst シスト、嚢腫

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内容物が液性のため、超音波内視鏡検査(EUS)にて黒く抜ける。※画像は食道粘膜下のCyst。