ペベリンスキーズ・ブログ

ペベリンスキーのチラシの裏。

脳出血と脳梗塞

脳梗塞(CI)治療

  • 血圧管理(脳梗塞では血圧は下げない)

脳血管には自動機能と呼ばれる機能があり、血圧が上下してもある範囲内であれば、血管を収縮・拡張させることにより、脳循環を一定範囲内に保つことができます。
しかし、脳梗塞に陥った部位の脳血管では、この自動調節機能が破錠しているため、脳循環が血圧に左右されるようになります。
脳梗塞急性期の場合、閉塞した血管の支配領域周辺には、まだ梗塞には至っていないペナンブラと呼ばれる領域があります。
ここでは、細胞の活動は停止していますが、細胞は障害されたおらず、血流の回復と共に細胞の機能も回復する可能性が残っている領域です。
このペナンブラへの血流は、血圧をある程度高めに保つことによって供給されますが、不用意に血圧を下げると、脳灌流圧が低下してペナンブラ領域への血流が保てなくなるので、脳梗塞の範囲が広がってりまいます。
したがって、脳梗塞の発症直後は、無理に血圧を下げないほうがよいです。
ただし、あまり高すぎる場合には出血性梗塞の危険があるので、収縮期血圧で140〜150mmHgくらいにコントロールしたほうがよいと言われています。
出血性梗塞のについて予測し、血圧が高い場合には血圧コントロールの値について、Drに確認をしていく事が大切です。
http://www9.plala.or.jp/sophie_f/disease/cerebral24.html

脳浮腫

  • 虚血性脳浮腫

最も強い脳浮腫は脳梗塞の時にみられ、塞栓領域の脳組織が、完全に低吸収域の脳梗塞になります。脳腫脹は3〜7日頃が最も強く、脳ヘルニアをきたすことも少なくない。血管原性脳浮腫と細胞毒性脳浮腫の混在したもの

  • 血管原性脳浮腫

血管壁が損傷して血漿成分が細胞外腔(細胞間質)に漏れ出ることによる浮腫

  • 細胞毒性脳浮腫

脳血流の低下や低酸素血症による脳低酸素からくる脳細胞の障害による浮腫
http://www9.plala.or.jp/sophie_f/disease/cerebral34.html

脳内出血(ICH)

脳内出血の多くは(60%)は高血症を基盤とする高血圧性脳内出血です。
高血圧と動脈硬化により脳細動脈が壊死を起こし、微小動脈瘤ができます。
そこに、強い力(高血圧)がかかることにより、その微小動脈瘤が破れて脳出血を引き起こすのです。アルコール常飲者、肝機能障害者、血小板減少症の患者さんでは止血機構の作用が悪く、大量出血になる傾向があります。

診断は診断はCTにて行われます。血腫は発症から1週間以内であれば、高吸収域(白く見える)で、その後は淡い白色になり、最終的には1ヶ月以降は等吸収域ないし。低吸収域(黒く見える)になります。

くも膜下出血(SAH)

subarachnoid hemorrhage (SAH))は、クモ膜下腔に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいう。クモ膜下出血は全脳卒中の8%を占め、突然死の6.6%がこれに該当すると言われている。クモ膜下出血は高齢者よりむしろ壮年期の人に多いとされる。また一度起こると再発しやすいという特徴がある。

  • 原因

多くは脳動脈瘤の破裂(約80%)によるもので、その他に頭部外傷、脳腫瘍、脳動静脈奇形や脳動脈解離の破裂によるものなどがある

  • 診断

頭部CTスキャン(クモ膜下腔に高吸収領域が見られる。脳動脈瘤の好発部位としては前交通動脈(Acom)、中大脳動脈の最初の分枝部、内頚動脈-後交通動脈(IC- PC)とされている。)、MRI、腰椎穿刺、脳アンギオ
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A2%E8%86%9C%E4%B8%8B%E5%87%BA%E8%A1%80